甘いマスクと危機管理能力の没落貴族
エメラガルド王国の大貴族アレキサンドル家の次男。
特に家を継ぐ予定もなく、父と兄からは目の敵にされ、やる気をすべて消失していた貴族の青年。
外見の良さを生かしてモデル活動をしつつ、社交界で適当に笑顔を振りまいて過ごしていた。
貴族の子息らしく教養があって紳士的だが、壊滅的に世間知らずゆえに、庶民の中ではかなり浮く。
メイドとして雇われていたロビィについては大して興味がない。
恵まれていた家柄から突如天涯孤独となり、今まで知り得なかった庶民の生活に興味津々。
「この方が合理的というだけの話だ。何が気に食わない?」