冷徹極まる引きこもり皇子
白の国を治める教皇の息子。第三皇子。
皇位継承に躍起になる長兄や次兄を遠目に眺めている無関心の極み。
家の事はもちろん俗世そのものに興味がなく、病弱も相まってほぼ人前に姿を現さない。
常に自室に引きこもり、古い歴史書を読みつつ研究活動をしている様子。
幼少期からその鋭い洞察力と計算高さ、地頭の良さを父である教皇に期待されている。
日和見主義であり、兄達に殺意を向けられようとも抵抗する素振りもない。
政略結婚で隣国の王女リシアと結ばれるが、彼女自身にも全く興味がなさそうである。
「至極どうでもいいのですが、一応伺いましょうか。
貴方の話とやらを」