復讐に燃える氷竜の戦乙女

アルマグメル聖皇国の外、霊峰という大山脈の極寒の地で生まれ育った氷竜族の姫。
アルマグメル軍の侵攻により故郷である氷竜の国ティルナノグの王都を落とされ、たった一人逃げ延びた。
人間によって殺された兄王、兄王子、妹王女、その他多くの同胞の憎悪を一身に背負い、単身人間界へ特攻。
ティルナノグから彷徨い辿り着いた先であるハルベルトの街にて大量虐殺を目論むも、あえなく囚われの身に。
保安官であるハルベルトの弟サクスによって拷問を受け、瀕死の状態となっていた。

彼女を不憫に思ったハルベルトが『禁術』で命を救うも、恨めしい人間に救われた事を逆に責める始末。
加えてその禁術によりハルベルトと魂同士の契約が交わされてしまい、契約を解くための旅に出る羽目に……。