科学が産んだ心を宿す少女人形

黒の国の国立医療機関所属。人工生命体ホムンクルスの初号機。
クラインが初めて造り上げた機体で、当時まだ足りていなかった技術の補填として彼の遺伝子が埋め込まれている。
現存のホムンクルスでは最も稼働歴が長い。数年前からエレスという青年と行動している。
元々機関の所長が欲する魔力生産エンジンとして生まれ落ちたが、前述の技術不足により性能が足りずお払い箱に。
自身が「必要とされない」と理解するや否や、自らを崇める従属を集める事に執着し始めた。

本人も無意識のうちに強い幻惑魔法を常時発動させており、いわゆる「感情」と似た動作の暴走で周囲を巻き込む。
本来ホムンクルスには感情がないのだが、その絶対的な仕様を覆そうとしている存在。